ogochan
久しくここで触れてなかったJar-Gardenです。
試作品としてはとりあえず完成したのですが、資金繰り等の都合で量産に至っていません。
そうしているうちに情勢もいろいろ変化したので、設計変更したいなと思っているところです。
Jar-Gardenは弊社がかなり前から開発している、卓上園芸環境です。
技術的なことについては、過去のエントリを見て下さい。
理論的なことについては、「観賞用植物育成LEDについて(公知化情報)」を見て下さい。
いろいろあって、とりあえず形になることが出来ました。
試作としては満足できるものですし、安定して動いています。それこそ存在を忘れてしまう程度には安定です。中の生体も良い感じに維持されています。
とは言え試作してから2年くらい経ったのでこのまま商品にするには不満があります。
- 電源はUSB-Cが普通になった
当時はまだUSB-Cの電源が高価だったので丸ストレートにしていました - 輝度が高過ぎることがわかった
結構明るいのですが、ここまで光量はいりません。葉焼けの原因になったりしていました - Wi-Fiは不要なのではないか?
実用的には1台ならBlueToothで良く、複数台ならハブがあれば良いのではないか? - 環境センサー(BME280)は不要なのではないか?
面白いのだけどあまり用がないです。中の環境は気になりますが、これは別センサーで取得しています
というようなことを思うようになりました。そして、これらを解決すると
- 筐体がもっと薄くできる可能性が大
発熱が減るのと厚みのある部品がなくなるので、薄く作りやすい - ハブを別途用意すればWi-Fiを使う時も2.4GHz帯に縛られなくなるかも知れない
「技適のあるWi-Fiモジュール」の選択肢に縛られずに済む - 電源の接続部がよりスマートにできる
USB(C)は選択肢が多いです
というようなことが期待されます。
内部的には、ESP-IDFで書いているファームをArduinoにしたいなという気持ちがあります。個人的にESP系はちょっとなぁと思うこともあって、SoCに縛れれたくないという気持ちです。
弊社だと水槽として使うことが多いので、エアーポンプを組み込みたいなという気持ちもあります。まぁなくても問題は起きていませんけど。
そんなわけで、もうちょっと何とかして販売にこぎつけたいなと思ってます。要はお金と精神的余裕という話でしかないわけですが。
都会で生活していると、このようなものが机上にあるというのは良いですね。地方から来た知人に見せたらピンと来ない顔してましたけど。身近に自然のある人には嬉しさはわからないかも知れません。