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CNCのカバーを作ります。冬場からコツコツ作成していた時の記録です。

CNCの稼働中は切削屑がたくさん飛びます。木くず、レジンは特に広範囲に飛び散ってしまい、少し離れたデスクにも木くずが載っていることもあります。今回は、 飛散する削り屑を軽減するためCNCのカバーを作りたいと思います。あと、あまり期待はしていないですが、カバーで囲うことにより稼働中の騒音が少しでも減らせればいいなと思います。

材料

どうせならかっこいいものを作りたいなと思ったのですが、それは追々することにして今回はすでにある材料で作ってみます。

  • 段ボール
  • コルクボード

メインの材料は段ボールです。なんとなく捨てずにとっておいたウォーターサーバーの箱を使います。

作成

段ボールはたくさんあるので設計は特にせずに作って、試してという感じで作っていきます。

深く考えずに段ボールを展開します。

何も考えずにCNCの周りに配置してみます。中にはコルクボードを詰める予定です。

重なる不要な個所を切断し、セロテープで固定します。性能に全く関係ないですが、段ボールの波の模様をそろえて前面にくるようにしました。

中のコルクボードの貼り付けました。

天板も段ボールの波の模様を生かして作りました。扉には磁石を付けてパカパカしないようにしました。カバーの固定は下部にひだを付けて机にCクランプで固定します。(写真撮り忘れて完成図ですが、外観はこんな感じです。)

500

掃除機穴

掃除機穴をあけます。

カメラ、外部への配線穴

カバーをしてしまうと、切削中の状態が見れなくなってしまうため、カメラを取り付けます。カメラののぞき穴と、CNCの電源コード等を通す穴をあけます。

LED

カバーをしてカメラを取り付けても真っ暗で何も見えないのでLEDを内部に設置します。LEDは昔aitendoで購入したものを使用ます。

LEDを取り付けるための台座をレーザーカッターで切り出します。

線を取り付けました。それから、CNCカバー内は切削屑が舞うため、LEDにアクリルとスチレン板を張り付けてガードします。

LEDをCNCカバー内に取り付けます。CNCカバーはほとんど段ボールですが、台座にあけた穴を通してネジで固定しました。

カメラ

カメラは社内で使われずにいたWEBカメラを使います。このままでは設置しにくいので残りの段ボールで設置しやすい形状にします。

できました。目もつけました。

完成

作成したCNC電源の12VにLEDをつないで点灯させます。

いい感じです。

カメラが削り屑で汚れるのを防ぐために、カメラののぞき穴には近所で購入したお弁当の蓋を切り取ったものを貼り付けました。コードの穴も隙間がないようにスポンジを入れます。

カメラセットアップ

カメラはcncjs(CNC操作アプリ)が稼働しているRaspberry piに接続します。CNC内の様子のストリーミングのソフトは「MJPG-Streamer」を使いました。cncjsのウィジェットに組み込んで稼働状態を一望したいので、cncjsのセットアップのMJPEG-Streamerの箇所のガイドに沿ってセットアップしました。

Raspberry Pi Setup Guide

こんな感じ(↓)で状況が見られます。

使用感

切削屑ほぼ外に出ません。ケース外はきれいです。騒音はそれほど軽減した感じはありませんが、なんとなくましになった気がする程度になりました。CNCと普段使用しているデスクはそれほど離れているわけではないですが、カメラを設置したことでCNCの周りに直接行かなくても状況がみられるようになったのは少し感動しました。

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