CNCを購入しました。組み立てキットです。
買ったのはSainSmart Genmitsu CNCルーター3018-PRO DIYキットです。中国からの発送でしたが、注文してから3日くらいで届きました。
組み立て
組み立てていきます。レーザーカッターの時に比べれば部品は少なめです。
同梱されていた説明書を見ながら組み立てます。
部品が油でベタベタ。軽くふき取ってから合わせていきます。
台を取り付けます。
横の柱を取り付けます。
スピンドルをさして、制御用ボード(中華Arduino)を取り付け、ステッピングモーターとスピンドルに接続します。これでいったん組み立ては完了です。ここまでは半日もかかりませんでした。
試運転
CNCの制御ボードとPCをUSBで直接接続して操作するようです。
セットアップ
説明書に沿って、ドライバとソフトをインストールします。
ドライバ、ソフトは同梱のCDからインストールします。最新版はネットにもありますが、CNCの動きが怪しかった(後述)ので最終的にCDのものを入れました。結局、怪しい動きの原因はドライバでもソフトでもなかったので、あとで新しいものを入れなおそうと思います。
動作確認
ソフトからCNCを操作します。
スピンドルの動きが変
xyzの軸の動きはこの時点では特に問題なかったのですが、スピンドルがなぜか連続して動きません。連続して動くようにソフトで操作しても、一定間隔ごとに動いて止まってを繰り返します。
しばらく調べた結果、スピンドルのパワーに対して付属の電源(24v 4.75A)では不足していたらしく、社内にあった電源に取り替えたところ元気よく動くようになりました。
試し切り
CDに入っていたサンプルファイルを使って、端材のMDFを試し切りします。
とりあえず、切れた。刃の位置調整や材料のせいか少しジャギジャギだけど動きました。
さらに試し切り
CDサンプルに入っていた「doragon.nc」というファイルで端材を切ってみます。
x軸のスクリューがステッピングモーターから抜ける
加工途中で、x軸のリードスクリューがステッピングモーターから外れました。締めなおしてやってもしばらくすると外れます。このCNCはステッピングモーターのついていない側はスクリューを押さえるような仕組みはないので、加工している過程でだんだんずれていくのだろうと思われます。この問題の対策はまだないのですが、あまり精度の高い加工はするつもりはないのでgcodeを工夫して動かそうということになりました。
ひととおり動いたものの
少し時間はかかったものの、組み立てから動作確認までひとおりできました。CNCが2万ちょっとで購入できるのはすごいことではありますが、安いもは安いものなりなんだなと実感しました。電源が足りないのは一人では解決できるとは思えないので、やはり上級者向けなのかと思います。クセあるけどCNCを手に入れたので、これからどんどん使っていこうと思います。
追記(2019/07/19)
その後、ステッピングモーターのドライバが壊れました。ヒートシンクもつけずに、電源を入れたままにしておいたのが良くなかったようです。
仕方ないので、aitendoで見つけた類似のドライバを代わりに使ってみましたが、動きが合わなかったので断念。
付属のステッピングモーターのドライバと同じものをネットで見つけたのでそれで試してみたところ、動きは問題ないけど付属のヒートシンクだけでは追い付かないほど発熱します。付属のものも同じくかなり発熱します。対策として、小さなファンを取り付けたにもかかわらず、稼働中に壊れて停止してしまいました。ファンなしだと、パンッと音を立ててCNCが停止しました。
ファンをさらに大きくして稼働させてみたところなんとなく安定した気がします。とりあえず、これで様子をみてみます。