中華掃除機の改良1の続きです。ただ、電源の線を変えたかっただけのはずが、案外面倒なことになりました。
掃除機をPWMでコントロールします。
PWMの前のLチカ
PWMの前にraspberry piからとりあえずLEDを操作してみます。LED点灯の回路は社内にあったあらかじめテスト点灯用の回路が組まれたセットを使いました。このセットとraspberry piをつないで点灯させます。この時は、RPi.GPIOライブラリを使用しました。
PWMで点灯
PWMで制御してみました。これはソフトウェアPWMなのですが、このころはいろいろわかっていなかったため、これでハードウェアPWMをしてるつもりでした。じんわり点灯し、消灯するを繰り返します。
CNC電源箱でのテスト
- Raspberry piの電源元をCNC電源箱からにする
- 掃除機を動作させるためのトランジスタの取り付け
- 掃除機のコントロールプログラムの作成
まずは、箱内にきれいに収めるため1.と2.の配置イメージをしてから取付を行います。掃除機はハードウェアPWMで制御するため、raspberry piで使用するピンはハードウェアPWMのできるGPIO13を使用します。
こんな感じで接続してみました。
掃除機でテストする前にCNC電源箱につけたLEDでテストします。プログラムは先ほど作成したものを使います。
無事動いたので、掃除機を接続します。動きました。
この時は運よく動いたのですが、何度か動かしているうちにトランジスタが故障し、この後さらにいろいろ対策しました。
3.のプログラムはこの後ハードウェアPWMでないことがわかったため、改めて作り直しました。pigpioというライブラリを使用します。
UIとサービスの作成
サービスの作成
掃除機をコントロールするAPIサービスを作ります。nodeで動くpigpioを使用しました。
UIの作成
掃除機をコントロールするUIを作成します。cncjs(CNCの操作アプリ)のwidgetとして使いする形で作成したいと思います。cncjsにはカスタマズするためのボイラープレートがあります。
掃除機の操作UIです。
このUIから掃除機のAPIサービスへ操作内容を投げて動かします。cncjsに追加するとこんな感じ(↓)になります。ついでに、実行機のraspberry piの電源のオフと、再起動のwidgetも作りました。
設置して動かす
別途、段ボールで作っておいたCNC箱に掃除機の吸口の穴をあけて設置しました。
右奥下の方にあるのが掃除機の吸引口です。動かしてみたけど、全然削りかすを吸いません。
あまり、完全に削りかすを吸い込まなくてもよいから、ふわふわ飛ぶカスぐらい吸えたらなと思って簡易に設置してみたのですが、それにしてももう少し工夫が必要そうです。