ハードウェアからサーバ・アプリまでワンストップで開発

2023年度事業計画

エイプリルフールで終わらないと良いですね

新しい年度になりました。

弊社のような零細企業(!= スタートアップ)だと、あまり事業計画みたいなものを言ってもしょうがありません。要するに「売れたものが売れたもの」でしかありませんからね。

と同時に今日はエイプリルフールでもありまして、ネットにそういったのがあふれているのですが、個人的には結構食傷気味です。

とは言えふと、

エイプリルフール自体は面白くも何ともないと思うのだけど、その中に含まれてる「本音」「願望」「予定」などを読み解くのは面白い 何割かは現実になったりしてるし

なんてことに気がつきました。半年くらい過ぎてから「エイプリルフールで言っていたあの商品を商品化しました」とか時々ありますよね。

そこでまぁ表題のようなことを書いてみようと思います。

概要

要点を最初に書いておきます。

  • 当面の事業の中心はECショップです
  • 受託開発からは撤退
  • 自社の開発に注力する

ということです。

以下詳しく説明します。

ECショップ

これは時々書いている、「しまぱん.COM」です。

自社ブランドが商標登録されました

つまり、弊社は

フルスタック受託開発屋から「縞パン」屋になる

わけです。実にエイプリルフール臭いですね。教会で話したら、聞いてる人達「???」でしたからね。

でもこれはそういった話ではなくて、少なくとも当面の主軸事業となります。

実のところ、ここ最近弊社で一番安定して稼いでいるのは「しまぱん」ですし、売り上げの伸びも凄いです。そして、市場規模がいい感じに程々なので、「大手」が気合いを入れて参入するほどではないし、他の誰かが新たに始めて追いつけない程度には確立してしまったので、ある意味

一人ブルーオーシャン

状態です。市場規模はもの凄く大きいわけではないのですが、弊社を維持する程度であれば「伸びしろしかない」状態までになりました。

そんなわけで、この辺を注力して、とりあえず

「縞パン」なら「しまぱん.com」

と言う規模まで持って行きたいなと思っています。

と同時に、現在Amazon主体でやっている(Baseもちょっとやってますが)販売を自社サイトでもやろうと考えています。

そして、ショップ運営をここまでやって来るために構築したシステム等をソリューション提供して行きたいなと考えています。つまり、

  • Amazonでブランドを築くこと
  • Amazon ECと連動した商品在庫管理システム
  • 自社ECサイト

といったことをソリューション... むしろアプライアンスとかフランチャイズという感じにまとめてしまおうということです。たとえば誰かが「ひもぱん.COM」とか始めたいなと思ったら、あれやこれや提供できたら良いなと。仕入先とか開拓して来ましたしね。

これだけ見ると、単に「儲かるからやってる」みたいに思われそうですが、実のところこういった形態の商売は私の

でした。

と言うのも、受託開発やコンサルは結局のところ、人数分の売り上げしかないのですが、小売りはある意味青天井だからです。

受託開発やコンサルって、どんなに上手にやって単価上げても、結局のところ「一人が一人分」しか稼げない。それが大きくなることはあっても、結局は「一人分」なんです。そして何らかの事情で働けないと、その売り上げはなくなってしまいます。具体的には、私が長期入院とかしちゃったら、私の分の売り上げは消えるわけです。私ももういい加減いい歳なので、いつ何があるかわからないとか考えたらこの形態は長くは続けられません。これは私よりもずっと若いMayumiでも同じですし、他の誰かが入っても同じです。

小売り、特にECはこの壁を超える可能性があります。うまく仕組みを作って行けば、人数分以上の仕事ができます。この方向に物事を持って行きたいわけです。そして、その第一歩が「しまぱん.COM」だったわけです。

ですから、この方向は「縞パン」に終わりません。同じ方向性でいろんなことをやって行きたいです。

受託開発撤退

今まで事実上の主力だった受託開発は原則的に撤退します。

既存のお客さんや仕掛りがあるので即時撤退というわけではないですし、後述するような考えもあるので完全撤退というわけではありませんが、

外注としての受託開発

はもうビジネスのターゲットに入れることはやめる予定です。

ここのブログのエントリも、実のところ受託案件が来ないかなーという気持ちでやっていたので、このような決定をするのはとても残念ではあるのですが、正直我々には荷が重いと言うか展望が持てないためです。

と言うのも、やはり少人数 + 外注くらいの規模だと、なかなか経営が安定してくれません。どこかの会社に完全に入り込むような形態であればあるいは安定するかも知れませんが、それをやるくらいであれば「転職」してしまった方が良いわけなので、あまりそういった形態に食指は動きません。

そんなわけで原則的にこのビジネスからは撤退します。

とは言え、

  • 仕掛りや既存のお客さん(これは終息方向)
  • ビジネスパートナーとして付き合えるお客さん
  • 弊社ソリューションのカスタマイズ

といった業務は継続して行います。完全撤退ではないので、今後もご相談いただければ嬉しいです。弊社が無理と判断しても、業者選定のお手伝いくらいは出来ると思いますし、そういったご相談も歓迎します。

自社開発

ECショップで十分回るようになって余裕ができれば、徐々に自社開発を増やして行きます。当面の軸足はECですが、やっぱり我々はエンジニアですので。そして、本来戦うべきフィールドはここだと考えていますので。

間も無く(今週中くらい)リリースするものとしては、

Napier-NET.COMのサービス

があります。

現在「お試しサイト」として置いてあるNapier-NET.COMですが、これを正式運用にします。同時に、Linux用CLIクライアントとWindows用GUIクライアントもリリースします。しばらく無料で全機能を公開しますが、課金機能が実装されたあたりで無料サービスと有料サービスを分けて、有料サービスの収益化を目指します。

また、既にちょっとずつ作業をしている

プロジェクト目玉親父(仮)

を早期にスタートさせます。

これは漠然と「1口1000万で3口集まればスタートできるな」と考えていたのですが(それくらいの規模感で考えていた)、各方面と話をしていてもっと早く手をつけて、何らかのプロダクトを公開できた方が良いなと考えてのことです。

他にも既にほぼ完成している

Jar-Garden

もより完成度を高めてちゃんとした商品に出来たらなと思っています。

最近のエントリー

Hieronymusのインボイス番号対応について

会計システム「Hieronymus」の現状

OrangePi5にZabbixをインストールする

レビュー等の依頼について

オープンソースのノートアプリ「SiYuan」 - CasaOS AppStoreレビュー

お気に入りの色さがし1

創立記念日

現在の営業品目(2)

現在の営業品目(1)

SPDX License Listをデータ化した

Orange Pi5でC3TR-Adapterを試す

CasaOS上で会計システム「Hieronymus」を動かす

会計システム「Hieronymus」v1.0.0 リリースしました

CasaOSでファイル同期アプリSyncthingをセットアップする

第11回 Freshmeat

オープンソースノーコード「Activepieces」でワークフローを作る

RaspberryPiにパーソナルクラウドOS「CasaOS」を導入する

sequelize-cliでdb:migrateすると「SyntaxError: Unexpected token ':'」が出る

LED行燈の試作(2)

CMSの社内向けサービスのリニューアル