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CAN/Ethernet対応周辺機器用マザー(2) 実装

以前書いていた「CAN/Ethernet対応周辺機器用マザー」の基板が実装されました。

実装は、株式会社プラックス殿にお願いしました。

初めての実装屋さんだったのでどうなるかなーと思ってたのですが、こちらの出したデータが一発で通ってくれたようで、特に問題もなく綺麗に実装してもらえました。単価も思ってたより安く(@4000弱、部品は支給)、これなら自分で実装するよりも断然安いなと思ったので、試作レベルでもお願いしても良いかも。まぁ、弊社は「量産」と言っても数量知れている(=単価も高い)ので、やたらに安くする必要はないんですけど。

プラックス殿は、kanorimonが何かの展示会で名刺交換して... という出会いだったのですが、営業所が近くにある(本社は遠い)ということもあっていろいろ都合が良いので、これからも使いたいなと思ってます。元々お付き合いのある実装屋さんは、いわゆる町工場的で柔軟にいろいろやってくれる(QFNを1つだけ実装とか)し製造能力も高いみたいなんですが、事務所が遠いのと何かと言うと電話なのでコミュニケーション的に面倒なのです。

基板の詳細については、別稿で書きます。

PS.

請求書が来たのでよく見たら、メタルマスクの製造費が入ってませんでした。

実は基板を作った会社(PCBGOGO)にメタルマスクを注文して、そのメタルマスクをプラックス殿に送って「使えたら使って下さい。使えなかったらそのまま捨てて、御社で製造して下さい」とお願いをしていました。そうしたらどうも使ってもらえたようでした。実装枚数が少ない(5枚)ので、手でやったのかも知れません。

「使えたら使って下さい。使えなかったらそのまま捨てて、御社で製造して下さい」というお願いのしかたはTwitterで教えてもらったのですが、ダメ元でこういったアプローチをしてみるのは良いことだと思います。

プラックス殿は基板の製造も出来るらしいのですが、PCBGOGOの方が安いし品質に不満はないので、基板の製造やメタルマスクはそっちを使う方がお互い無理がなくて良いように思います。実装については凄い量の量産のことはわかりませんが、弊社のように試作だか量産だかわからない量しか扱わない場合には、セットアップのためのやり取りが多いので、「コミュニケーションのしやすさ」という点ではプラックス殿が弊社にとっては今のところ一番ですね。この辺は立地や双方の担当者に依る部分だとは思いますが。

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