ハードウェアからサーバ・アプリまでワンストップで開発

プロジェクトの販売

それぞれのプロジェクトの意義について

前のエントリで「目玉親父」売りますと言いました。

人工知能を応用した視覚障害者(全盲者)誘導システム- 目玉親父

人によっては、なんでそんなことするんだろうなと思うかも知れません。また、それなら「Jar-Gardenは売るのか?」という疑問もあるかも知れません。

植物育成LED付インテリアグッズ-Jar-Garden

状況にもよりますが、Jar-Gardenのプロジェクトは売ることは考えていません。

趣味のもの、実用のもの

これらのプロジェクト、どっちがどうというのは厳格にあるわけではありませんが、「目玉親父」は実用品であり「Jar-Garden」は趣味のものであるという点が大きいです。

実用品であれば

多くの消費者に届かせなければならない

という前提がありますから、そのためのことを考える必要があります。つまり、「体制」をちゃんとしなければなりません。

弊社はどう大き目に言ったところで、基本的には「技術の会社」ですから、それ以外の能力をほぼ持っていません。細々と「しまパン」を売っているので、売る能力が皆無というわけではありませんが、「目玉親父」に期待されるものは、その能力くらいではどうにもならない規模です。

そうなると、「パートナー」なしに物事はできません。製造や販売だけではなくて、サポートも必要でしょうし、講習会の類も必要でしょう。「エバンジェリスト」的な人も必要かも知れません。そして、それらはそれなりのパワーでやる必要があります。とても弊社の力でどうにかなるものではありません。

他方、趣味のものであれば、そういった制約はありません。

それよりは、時間がかかっても納得出来るもの喜ばれるものを作ればいいですし、いろんな「体制」もゆっくり育てて行けば問題ありません。「どんなに頑張っても月に100個作るのが限界」であっても、それを前提に市場に出せば良いだけです。「エバンジェリスト」なんていなくても、好きと思った人、欲しくなった人、価値のわかる人だけ相手にしていれば十分です。ですから、「パートナー」はあればあったで良いですが、どうしてもそれが必要というわけではありません。趣味のものには趣味のものに合ったペースがあります。

他のプロジェクトについて

Napierはどうかと言えば、これは「趣味のもの」ではありません。私(生越)の個人的な理念で作ったものなので、その理念に賛同してくれる人達に普及すれば良いと思いますし、また「私が主義主張に賛同できない人達」のために作ったという側面があるので、普及してどんどん使ってくれると嬉しいとは思いますが、頑張って売り込むほどのものだとは思っていません(好きでない人達ですから)。利用者が増えたら「事業会社」を作るなり事業を譲渡するなりという考えはあるのですが、特にゴールとしてイメージしているわけではありません。なので、特に難しいことを考えないでオープンソースにしてあります

オープンソース 逆プロキシソフトウェア -Napier

Hieronymus必要だから作ったものです。使ってくれる人がいれば嬉しいと思いますし、売りたいという人があればサポートしたいと思いますが、自分達でどんどん売るというつもりはありません。個人的にはしっくり来るいい会計システムだと思っていますし、使われると嬉しいです。しかし、私がわかるのは自社の会計に過ぎません。なので、サポートする能力はありません。私にとっては十分な機能ですが、誰にとってもそうかと言われてもわかりません。Mayumiに言わせると「もったいない」そうですが、力が及びません。どこかの会計事務所が顧問先で使いたいとか、そういった需要があれば嬉しいとは思います。でも、自力でビジネスにするのは不可能ですね。これも難しいことを考えないでオープンソースにしてあります

オープンソース 新電帳法対応会計システム -Hieronymus

ローコードノーコードビジネスになると良いなと思っています。とは言え、「弊社はこれを推して行く」と言い切れる程のものが、まだオープンソースにはありません。NocoBaseは良いなと思っていますが、他人に推せるほどかと言われると残念ながら「まだまだ」と言わざるをえません。なので、今のところは「弊社と組んでオープンソースローコードノーコードやって行こうよ」と誘われても、「時期尚早」と言ってお断わりするしかありません。それが誠実な態度だと思います。この辺を見極めるには、もう少し時間がかかるでしょう。オープンソースにありがちの栄枯盛衰をヲチして行きたいと思います。実際に導入したいというお声がけがあれば対応したいとは思いますが、こちらから積極的に売り込むには早いように思ってます。

最近あまり話題に挙げてないIoT関連のサービスは、今のところは「弊社が製品作る時の基盤」という意味があるので、これ自体をどうこうする予定はありません。細々であっても続けて行きますし、大々的に宣伝したり世間で話題になったりしなくても、「基盤」として整備して行くでしょう。それ以上でもそれ以下でもありません。

先日書いたエッジAIについては、今後力を入れて行きたいと考えています。これは実績や感覚を身につけて行きたいこともあるので、受託案件も歓迎しています。既にいろんな学びも得ているので、力になれることもあると思います。

CultureSquareでやっている「ロボットねずみ」とかは、ボチボチとやって行くつもりでいます。サイトにも書いているように、関連製品の企画とかもやって行こうと考えています。ロボットねずみ改造キットとか独自のあんな感じのロボットとか。将来的には、この辺が育ってくれたら良いなと思います。

あのサイトそのものは「社会貢献事業」なので、ものすごく気合いを入れて取り組むというわけではありませんが、ボチボチとコツコツと息長くやって行ければ良いと考えています。そういった意味でもあるので、スポンサやパートナができてさらに充実して行ければ良いと思っています。今のところノーアイディアではありますが、実際にスポンサやパートナができたら、一緒に考えたいと思います。

売って行きたいプロジェクトは

既存のプロジェクトは前節で書いたようなものですが、こういったものをどう企画して運用するかが弊社のビジネスです。

弊社は技術的にはフルスタックでやれることが売りです。ハードウェアや筐体からウェブサービスまで一貫して作れる。そして、それは「システム」という観点で見ることができる。これは大事な価値だと思っています。とは言え、こういったことがそんなに需要があるわけでもありません(そこまで広いレンジを求められない)。そもそもイメージがわかないものも多いと思います。

ですから、「こういったものが作れますよ」「これにはこういった課題がありますよ」「これくらいの費用感ですよ」ということを提示しながら、

企画を提案

することが必要です。具体的なイメージを持ってもらう必要がありますし、ここで直接提案してないことであっても潜在顧客に「こういったことはこれくらいで出来るのか」というイメージを持ってもらうことに意味があります。

システムというのは常に「いまだ存在しないもの」を作るので、「イメージ」は大事です。

そんなわけで、ここではプロジェクト案を提示して、それに張ってもらう。ある種クラウドファンディング的なことをやって行こうと考えています。クラウドファンディングと違うのは、申し込まれた1組織だけにリターンがあるということです。

今後は他のエントリに混ざっていろんな「プロジェクト案」を提示して行きたいと思います。それが自社にとって価値があると思われたら、お問い合わせ下さい

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