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脱クラウド計画(3)

コスト面での結果

9月になりました。AWSの費用が確定しました。
先々月の終わりごろに一時完了となった脱クラウド計画の続きで、コスト面での結果をご報告いたします。

これまでのエントリー
脱クラウド計画(0)
脱クラウド計画(1) クラウドからのお引越し
脱クラウド計画(2) アクセス解析のトラブルシューティング

コスト面での結果

脱クラウド計画(1)によって、引っ越しした結果です。
引っ越しは7月から開始したため、比較する月は何も手を加えていなかった6月と引っ越しの完了した翌月の8月にしました。

6月の料金を100%としたときの8月の料金の割合を表にしました。

利用月 料金割合(円) 料金割合(ドル) レート(円/ドル)
2022/6 100% 100% 136.5621
2022/8 44% 43% 147.1779
差分 -56% -57% -

半額以下になりました。想定より多くコストダウンできました。
引っ越し後で特に不便を感じたこともないですし、サーバーであるReTerminal(Raspberry pi4)の稼働状況も悪くはありません。

内訳

2022年6月と2022年8月のAWS請求書の内訳。6月の合計金額を100%として、8月の各項目の割合を算出しました。

項目 2022/6 料金割合(ドル) 2022/8 料金割合(ドル)
CloudWatch 0% 0%
Data Transfer 2% 0%
Elastic Compute Cloud 45% 24%
Elastic Load Balancing 12% 13%
Key Management Service 0% 0%
Relational Database Service 30% 0%
Route 53 1% 2%
税金 10% 4%
合計 100% 43%

サーバーのCPU温度

懸念していたサーバーのCPU温度(詳細は「脱クラウド計画(1)」)ですが、Webサービスが4つも同時で動かしてるにも関わらず、40度にはならない程度の発熱しかしませんでした(だいたい37~38度台)
利用シーンによってまた異なるとは思いますが、長期稼働状態でこれくらいなら冷却の心配はなさそうです。

おわり

円安で高額になったAWS代に一時期ショックを受けましたが、今回のお引越しにより実は円安前の12月よりもかなり費用を抑えることができました。
引っ越しの手間はかかりましたが、結果的に不必要なクラウドの見直しができたのは良かったのだと思います。

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