WASP株式会社

おごちゃんです。

コロナ自粛の始まった頃からボチボチ開発していた、コミュニティー運営サポートサービス「Nestly」をリリースしました。

概要

どんなサービスか一言で説明すると、

MLと連動した掲示板とリポジトリの提供

を行うサービスです。

コミュニティーは「ネスト(nest:巣という意味です)」を作り、その中に掲示板を作るための「スペース」があって... というサービスで、そこに「ファイル置き場」が持てます。

古い人達にとっては「mixiのコミュニティ」を作るものだと思えば、だいたい当ってます。githubからgitを除いたものとも言えます。要するにそんなものです。コミュニティの中で情報交換をするための機能を用意したというサービスです。

「今さらSNSかよ」「今さらML?」という話もあるのですが、SNSを作ったつもりはありません。そもそも、「個人的なソーシャルネットワーク」を構築するための仕組みは全くありません。個人間のメッセージ交換も(少なくとも今のところは)ありませんし、個人のプロフィールページもありません。

背景

元々、私の通っている教会には、いろんな種類のMLがありました。

ところが、このMLは「業務連絡」的なものが主で、基本的に一方通行でした。たまに議論をすることもありますが、あくまでも必要最低限の会話を行うものであって、「雑談」をすることはありませんでした。

そこに来てコロナのせいで教会に集まることが出来なくなります。そうなると普段の交流もなくなってしまいます。いつも集まってしていた「雑談」も出来なくなります。

他方、こういったレガシーなコミュニティにありがちなこととして、様々な「紙」が配布されます。毎週出る「週報」や役員会を開けば「議事録」あるいは「月次決算報告」。普段ペーパレスが当たり前の環境にいる私にとっては、これは結構な「苦痛」です。てか、「紙」は邪魔だし。

そこで「どうせ似たような悩みはどこのコミュニティでもあるに違いない」と思って、またちょうど今は時節柄仕事もないということもあって作り始めました。

機能

概要で書いたものでほぼ全てです。コミュニティを管理したい人は、そこに活動拠点である「ネスト」を作ります。各「ネスト」は独立していますが、参加者は複数の「ネスト」に参加することが出来ます。「ネスト」は会員であれば誰でも作れます。独立したものなので、「運営」はその内部について何の制限も干渉も管理もしません。

「ネスト」には任意数の「スペース」が持てます。気持ちとしては、2ちゃんねる(5ちゃんねる)の「板」みたいなものです。たいていのコミュニティには、いろいろな小グループがあると思いますので、それ毎に「スペース」を作るのが第一歩ではないかと思います。現在のところ「スペース」は掲示板でしかありませんが、スケジュール管理だとかwikiだとかの機能を持ったものが作れるようにしようと思ってます(いずれ)。

「スペース」には「エントリ」が作れます。これはその名の通りです。「エントリ」には「コメント」をつけることも可能です。気持ちとしては、2ちゃんねる(5ちゃんねる)の「スレッド」みたいなものです。また、「エントリ」にも「コメント」にもファイルを添付することが出来ます。画像だけではなくて、任意の形式のファイルが添付できます。

「ネスト」や「スペース」「エントリ」からは「通知」を受け取ることが出来ます。「通知」は今のところメールで行われます。また、このメールに返事を書くことで、「エントリ」や「コメント」として掲示板に反映させるようになっています。つまり、これで「掲示板と連動したML」が出来たわけです。

「ネスト」に参加してもらうためには「招待状」を出して参加してもらうわけですが、「招待状」に返事をしていない、まだ会員になっていない人に対しても、この「通知メール」を出すように設定することが可能になっています。つまり、「別にこんな変なサービスに参加する気なんてない」という人であっても、MLとしてなら「参加」することが出来るわけです。とは言え、これは任意のメールアドレスに任意の内容のメールを同報する機能があるということになるので、まさにspamの踏み台となりうる機能です。そのため、この機能を利用したい人は制限しています。今のところ私にメールすれば使えるようにしますが、ある程度の利用者数になった時には有料か長期利用者に限定しての機能にしようかと思います。

文章で説明すると長いですが、要するに「掲示板の運用」をやるということです。

オープンソース

このサービスのためのソフトウェアはオープンソースにしました。ライセンスはこの手のものにありがちのAGPLです。

手元で開発したものは社内用gitとgithubと両方に同じものをpushし、社内用gitの方からデプロイしています。つまり、サービスと公開しているソースは、環境に依存する設定ファイルを除けば、完全に一致させています。

これは弊社のような弱小運営者の継続性の問題を解決するためというのが表向きですが、こういったサーバを使うアプリは自前でサービス立てる時に「サーバはどうする?」という問題があるので、いくらソフトがタダであってもそれだけを理由に自前でサービス立てることはないだろうという考えからです。その他にも個人的に思う理由はあるのですが、それはいずれ個人ブログの方にでも書きます。

そんなわけで、ライセンスの範囲で好きにやって下さい。設定方法等は追い追い書いて行きます。

その他

このサービスはAWSのARMアーキテクチャのインスタンスで動かしています。最初はおっかなびっくりでしたが、最新のUbuntu(20.04)を入れればRubyは最新がaptで入るので、「ARMだから」ということは全く何もありませんでした。料金はだいたい3割くらい安いので、ちょっとだけ安く運用出来てます。これでうまく出来たようなので、他のインスタンスもARMのものに換えて行こうと思ってます。

やりたいことはいっぱいあるわけですが、まずは何よりも先に安定させて利用者を増やして行くのが目標ですね。